ひとりごとと

日々の暮らしと、気になったことについて

聞き方

病院に行った帰り、薬を貰いに薬局に立ち寄った。

 

薬剤師さんから薬を受け取る時、

必ず何か一言声をかけられる。

その一言にはっ、とした時の話。

 

その薬剤師さんは40、50代の男性で、

落ち着いた口調で私に話しかけてきた。

 

「薬を飲んでいて、気になることはありますか。」

あぁ、これだと思った。

 

前回も同じ薬局で、同じ薬を処方してもらった。

その時は20代の女性の薬剤師さんに対応してもらった。

その時言われた一言が

「何かあったんですか。」

だった。

 

嫌な思いをしたわけではない。

イライラしたわけでもない。

薬剤師さんもきっと、私の病状についてあれこれ聞きたかったわけではないと思う。

薬を処方するにあたって一言、気遣いの言葉をかけてくれようとしたのだと思う。

 

ただ、答えに困った。

処方された薬が抗不安薬だったもんで、これをどう説明したら良いかとしどろもどろになった。

 

結局、色々あって、気持ちがコントロールできなくなって、薬を飲み始めましたと伝えた。

薬剤師さんもそうですか、といった感じだった。

 

聞き方によって、受け取る方の気持ちがこんなにも気持ちが変わるんだと思った。

安心感。

話しやすい空気。

 

前回は薬をもらってすぐ、その場を立ち去った。

早くここから離れたいと思った。

今回はそんなこともなく、すぐに返事をして帰ってきた。

 

聞き方って、難しい。

同じ"聞く"でも、

相手をどぎまぎさせてしまうような聞き方をしてしまうことがある。

悪気がなくても、だ。

 

あんな言い方しなきゃ良かったとか、

ついイライラして嫌味な聞き方しちゃったな、

と思うこともよくある。

 

逆に人から何か聞かれた時に、

そんな聞き方しなくても良いのに、と思うこともある。

 

何気なく交わした一言で、相手に与える印象が変わることがある。

それって結構、大きなことなんじゃないか。

 

コミュニケーションを取るのが苦手で、

なるべく人と話さないようにするか、

これを言っておけば間違いない(と思っている)

言葉だけで人と交流してきた私にとって、

今日の薬剤師さんとのやり取りは一瞬だったけどすごく印象に残った。

 

どうしたら相手に安心感を与えられるんだろう。

どうしたら、相手が話しやすい空気を作れるんだろう。

 

聞き方って、難しい。

私にはまだこれだと思う聞き方が、見つからない。