ひとりごとと

日々の暮らしと、気になったことについて

まるで、映し鏡のように

台風19号が近づいてきている。

テレビでは何度も何度も防波堤に波が打ち寄せる映像が流れる。

夕方になると、人々が店に列を作り、食べ物や水、日用品を買い集め、店内の棚が空っぽになった様子がリポートされていた。

 

最寄駅に戻ってみると、

テレビで報道された通りの光景が目の前に広がる。

スーパーの中では、店を一周するほどの列が出来ていた。

約60年ぶりの超大型台風が来るのだから、みんな不安なんだろう。

 

不安は、不安を呼ぶ。

はたと、気がついた。

まさに。

これがまさに。

不安が不安を増幅させ、電車に乗れない自分の姿、そのものなのだ。

予測できない出来事を、

必要以上に大きく見て恐怖を抱く自分の世界を、

そのままそっくり見せられてるような気がする。

 

不安で混沌とした空気の中で平常心を保つことの、

なんとまぁ、難しいこと。

 

だけど今自分にできることは、

いつも通り過ごすこと。

今できることは、

出来事そのものにいたずらに振り回されることではなく。

水や食料を搔き集めることではなく。

 

周りをよく見て、

状況を把握し、

出来ることはやって、

いつも通り過ごす。

電車の中と、同じように。

 

皆さんもどうぞ、気をつけて、過ごして下さい。

 

大家さんと花火鑑賞

先週末は多摩川の花火大会だった。

部屋で過ごしていると、花火の上がる音が聞こえてくる。


お、始まったな、と思っていたら、玄関からコンコンと音がした。
大家さんだった。

 

大家さんが、良かったら屋上で花火を見ませんか?と誘ってくれた。
普段は挨拶を交わしたり、他愛もない話をする位のお付き合いだけど、前にも一度屋上に招いてくれて、一緒に星を見た。

漫画のような、ひと場面。

 

その時に、花火のシーズンが来たらまたお声がけしますねと言ってくれた。
それを、覚えていてくれたのだ。

 

普段は上がれない屋上に、ありがたくお邪魔した。
花火は高層ビルと木の隙間から、わずかに見えた。
高く上がった花火は、バッチリ見えた。

 

大家さんは少ししか見えなかったけど…と言っていたけれど、そんなことは気にならない。
声をかけてくれただけでも嬉しかった。

 

「素晴らしいものを見せて頂き、ありがとうございます!」

 

満面の笑みで部屋に戻った。

 

嬉しかったなぁ。
思わぬところでできた、秋の思い出。

 

もっと夢中になれること その2(過去の日記へのお返事)

f:id:takako-photo:20191002093602j:image

ひたすら練習の日々

 

本当に新世界に来ましたよ。

今、いっちばん楽しくて、ハマっていること。

リュネビル刺繍。

今日は、その話を。

 

リュネビル刺繍はフランスの刺繍技法の1つで、

パリのオートクチュールコレクションでも採用されているんだそう。

 

youtubeでたまたま映像を見つけて、衝撃を受けて。

私が今までやっていたフランス針の手刺繍とは違って、

テーブルほどの大きな刺繍枠に透けた布を張り、

見たこともないペンのような形をした道具を使って

両手で刺繍をしていた。

 

な、なんじゃこりゃ…

 

そこからすぐに、リュネビル刺繍を体験できるところはないかを探した。

とにかく生で、一度刺繍しているところを見たい。

何がどうなってるのか知りたかった。

 

ところが。

都内のどの教室を探しても満席、満席。

半年間のコースを設けている教室では、なんと20人のキャンセル待ち。

そ、そんなに人気なお稽古だったとは…

知らなかった。

 

ボー然としていたら、1件だけレッスンをやっているアトリエを発見した。長野県だった。

問い合わせてみたところ、なんとレッスンは針刺繍で、リュネビル刺繍ではないとのこと。

またまたボー然。

そしたらリュネビル刺繍の体験レッスンも良かったらやりますよ、と言ってくださった。

すぐに新幹線のチケットを取って、体験レッスンを受けに行った。

 

実際に見たリュネビル刺繍は、youtubeで見た以上に衝撃だった。

透けた布地の正体はオーガンジー。

そこに、細いかぎ針を指して、糸を布地の下から引っ張り上げる。

"手動ミシン"だった。

これを人の手でやってるの?と思うくらい繊細で、細かい作業。

体験でやらせてもらったけど、オーガンジーに針を刺すこと自体、至難の業だった。

 

だけど興奮した。

楽しい。

とにかく楽しい。

 

人の手で作ってるの?と思えないようなものを、

人の手で作る時の興奮。

10万ピースのジグソーパズルに挑戦するような、高揚感(マゾっ気とも言う)。

こういうの、大好き!

たまらないね。

 

春に体験レッスンを受けて、

正式なレッスンは8月から、不定期だけど受け始めた。

技術の世界なので、ひたすら丸を指し、線を刺すの日々。

だけどやればやるほどうまくなる。

それがとにかく、楽しい。

 

そんなわけで9ヶ月前の私へ。

今も楽しく刺繍してるよー。

まだまだ続けてるよー。

刺繍始めて、良かったね。